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松本市で車なし生活はできる?実際の移動手段と不便さを検証

takkku100

地方都市といえば「車がないと生活ができない」というイメージが強いですよね。長野県松本市もその例外ではなく、多くの市民が一人一台の車を持っています。

しかし、実際に住んでみると、「本当に車が必須なのか?」と疑問に思う場面も少なくありません。実際、私は週に1度も車を使わないことがあります。

この記事では、松本市で車なし生活は可能か?というテーマで、自転車移動の可能性と車社会の課題を整理してみます。

松本市の中心部は自転車で十分に暮らせる

松本駅周辺や市街地の中心部に住むのであれば、生活に必要な多くの場所へ自転車でアクセスできます。

・松本駅前や中町通り、縄手通りなどの商業エリア

・大型スーパー(イオンモール松本、西友元町店、デリシア庄内店、ツルヤ並柳店など)

・松本城や旧開智学校、あがたの森公園などの観光・憩いのエリア

長野県のスーパーであるデリシア庄内店やツルヤ並柳店は松本市の中心街から少し外れますが、この近辺は渋滞が多発するため、時間帯によっては自転車の方が早く移動できる場合もあります。

Google Mapsより

地図に示しているのが、やまびこ道路と呼ばれる松本市街を南北に繋ぐ道路です。ご覧の通り抜け道・回り道も含め至る所で渋滞が発生しますので、この近辺での移動であれば自転車の方がスムーズです。

松本市の市街地は駅前の通りを除き、基本的には片側1車線の道路ばかりです

車の交通量に対して明らかに車線が足りませんので、自転車の方が間違いなくストレスなく過ごすことができます(松本市は災害や空襲の影響をほとんど受けなかったため、街が昔のまま残り、道路の新設など整備が進まなかったという背景もあるようです)。

ちなみに私の妻はペーパードライバーなので、こちらに来て一度も車を運転しておらず、毎日自転車で生活しています。

中心部から少し離れても”ギリ”自転車圏内

以下の地図は松本駅から自転車で概ね15分くらいのエリアになります。

地図の上側のエリアである城山蟻ヶ崎、地図の右側のエリアである里山辺あたりは坂道が多く、自転車のみでは移動がしづらい場所ですが、それ以外の場所は自転車でも十分移動可能です。

Google Mapsより

市民の”車依存”が強すぎる

ただし、実際には車移動の人がほとんどです。

なぜなら、もともとこちらに住んでいる人は自転車で移動するという考えがおそらく無いからだと思われます。

私は松本よりもっと田舎の出身ですが、車一人一台は当たり前。歩いて行けるスーパーでさえ車を使っていたので、松本市民も恐らくそうなのだろうと思います。

松本市としてもシェアサイクルの推進や、子どもを乗せる電動自転車の費用補助などの取り組みを進めてはいますが、渋滞の状況を見る限りでは効果は限定的なようにも思います。

スーパーやドラッグストアに行くのも車、子どもの送迎も車、ちょっとした距離でも車です。

その結果、慢性的な渋滞が発生しています。特に朝夕の国道19号(市と市を繋ぐ大動脈なので仕方ない部分もありますが)、松本駅周辺、イオンモール松本周辺は車が集中し、移動に時間がかかるのが日常の風景です。雨の日は特に悲惨です。

自然と歴史、そしてコンパクトな都市構造が松本市の魅力だと私は思います。

しかし、そこに車の渋滞という異質なものが街の魅力を損ねているとさえ感じてしまいます。

市民の誰もが渋滞を煩わしく思っているはずですので、市民と行政が一体となって解決に向けて取り組んでいきたいです。

松本市で車なし生活をするための工夫

とはいえ「車ゼロで一切不便がない」というわけではありません。車があれば圧倒的に便利なのも事実です。そこで、車を持たない暮らしを実現するためには以下の工夫が役立ちます。

カーシェアやレンタカーを併用

週末だけ利用するぐらいであれば、いっそのこと車を所有するという選択肢を無くし、カーシェアやレンタカーの使用を考えても良いかもしれません。車の維持費や税金ももったいないので、我が家もこれを検討中です。

公共交通機関を組み合わせる

アルピコ交通のバス網や電車を活用すれば、自転車+公共交通で生活範囲を広げられます。 当たり前の選択肢ですが、市内はタウンスニーカーと言われるバスもそれなりに通っていますので、Googleマップなどで気になるエリアのバス停と時刻表を見てみてください。

電動自転車の導入

坂道や冬の悪路(稀ですが)を考えると、電動アシスト付きが圧倒的に便利です。前述の通り補助金が出る場合もありますので、要チェックです。

結論:中心部なら自転車生活は十分可能

松本市で車なし生活が可能かどうかは、住む場所とライフスタイル次第です。

中心部:自転車で十分。生活に必要な場所はほぼカバーできる。

郊外:公共交通機関や電動自転車、カーシェアを活用すれば十分可能。

「車を持つのが当たり前」という価値観にとらわれず、もっと柔軟な移動手段を組み合わせれば、松本はもっと快適に住める街だと思います。

このエリアはどう?などご質問あればぜひ以下のコンタクトフォームよりご連絡ください!

avalon
avalon
駆け出しブロガー
Profile
首都圏から長野県松本市に移住した30代、妻、子ども一人。
転職で減った収入を配当株投資で補い、信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
移住・投資・松本観光・登山など、いろんなコンテンツを発信していきたいと考えています。
どうぞゆっくりしていってください。

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    首都圏から長野県松本市に移住した30代、妻、子ども一人。
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