寒冷地でも強い庭木10選|冬の寒さに耐える木選び完全ガイド
冬の最低気温が−10℃前後になる松本市のような寒冷地では、庭木選びが極めて重要です。
「シンボルツリーにしたのに冬で枯れた……」
「翌年まったく芽吹かなかった……」
寒冷地での庭木選びを間違えると、このようなことになりかねません。
この記事では、寒冷地の松本市で私が実際に育てている庭木を含め、寒冷地で育つ庭木を厳選し、10本を詳しく紹介します。
ヤマボウシ|寒冷地の雑木の庭に最適

寒冷地適性
- 耐寒性は強い
- 松本クラスの凍結・乾燥に強い
- 特に株立ちタイプは乾燥に強く管理しやすい
ヤマボウシは、「迷ったらこれを植えれば間違いない」と言えるほど、四季の美しさが際立ち、寒さにも強い万能の庭木です。
春の新緑、初夏の白い花、秋の紅葉、冬の枝姿と、一年を通して美しさを楽しめる木です。
庭木としての魅力
- 樹形が自然で雑木の庭に非常によく馴染む
- 花が上向きに咲き、遠くからでも美しい
- 病害虫が非常に少ない
- 成長がゆっくりで剪定がラク
特に標高が高い地域では、夏の高温ストレスが少なく、初心者でも育てやすいのが特徴です。
我が家でも育てており、別途記事も書いていますので、そちらもぜひご覧ください!

アオダモ|冬の枝姿も美しい木

寒冷地適性
- 日本の落葉広葉樹の中でもトップクラスの耐寒性
- 枝がしなり、積雪に強い
- 日射しの強い環境でも葉焼けしにくい
アオダモは、雑木の庭の象徴といわれる木で、優雅でお洒落な雰囲気を醸し出してくれる木です。
冬の枝姿の美しさは、庭木の中でも別格です。スッとした樹形は落葉後の冬の庭でも際立って美しく感じられますよ。
庭木としての魅力
- 樹皮のシルバーグレーが冬に映える
- 成長が遅く、剪定が少なくて済む
- 自然樹形が非常に美しく、手をかけすぎる必要がない
雑木・ナチュラルガーデンを目指すなら、アオダモは必須と言えるでしょう。
山採れのアオダモは白い斑が入っており、これもまた見る者を惹きつけますよ。我が家でも植えていますので、また記事にしたいと思います。
コナラ|寒冷地と相性がよい“雑木の王道”

寒冷地適性
- 耐寒性:非常に強い(–20℃級の冷え込みも耐える)
- 日本の雑木林の代表格で、寒冷地はむしろ適地
- 乾燥や夏の暑さにも強い
コナラは雑木の庭の基本樹種として圧倒的な安定感があります。葉の質感が明るく、庭全体が柔らかい印象になるのも魅力。
どんぐりの木としても知られており、それを目当てに鳥を呼ぶこともできます(カケスなど)。
庭木としての魅力
- 成長は早いためで、適度な剪定は必要
- 雑木らしい木漏れ日をつくり、下草育成にもプラス
- 紅葉も美しく、四季の変化をしっかり感じられる
“雑木の庭の王道をつくりたい人”に向いています。
ただし、成長スピードが速いため、狭い庭で育てるにはしっかりと剪定を行い、樹形をコントロールする必要があります。
アカシデ|繊細で小さな葉と枝ぶりが美しい雑木

寒冷地適性
- 寒さに強く、松本レベルなら全く問題なし
- 落葉樹の中でも根が丈夫で強健
- 寒風や乾燥にも耐える
落葉後、枝ぶりの美しさから木の存在感が増し、冬の庭の主役になります。
庭木としての魅力
- 新緑は柔らかで、夏は涼しげ
- 秋の黄葉も美しい
- 成長スピードはコナラほどではなく、比較的管理しやすい
我が家でも植えている雑木の一つで、新緑の季節~秋の紅葉はもちろん、冬の枝ぶりも美しいです。
こちらも記事にしていますので、ぜひご覧ください!

ナナカマド|アルプスにも自生する赤い実が特徴

寒冷地適性
- 高山帯にも自生するほどの強い耐寒性
- 松本レベルの寒冷地では適地
- 乾燥にもそこそこ強く扱いやすい
ナナカマドは、寒冷地の象徴とも言える木で、白い花 → 赤い実 → 紅葉 → 冬のシルエットと、一年を通して表情豊か。
庭木としての魅力
- 秋の真っ赤な実と紅葉は圧倒的な美しさ
- 病害虫に強い
- 樹形が整いやすく、シンボルツリー向き
- 成長も穏やかで管理は容易
アルプス登山中にも見られるため、登山好きな方には馴染みの樹木です。
松本市では新築を建てた世帯に記念樹として贈られる木の一つでもあり、我が家もナナカマドを選びました。
ソヨゴ|寒冷地向きの“優しい常緑”

寒冷地適性
- 松本でも問題なく越冬する数少ない常緑樹
- 寒風に比較的強い
- 落葉樹に溶け込みやすい常緑
常緑樹の中では圧倒的に“庭馴染み”が良い木。葉が薄く、常緑でも重苦しくならないのが魅力です。
庭木としての魅力
- 雌株は赤い実がついて美しい
- 成長が遅く、剪定が楽
- 隣家の視線を遮りつつ、圧迫感が少ない
常緑の中では寒冷地で最も扱いやすい木の一つです。我が家でも育てており、玄関の目隠しとして植えています。
ドウダンツツジ|寒冷地の定番で生垣にも向く低木

寒冷地適性
- 非常に強い
- 乾燥にも耐える
- 暑さ・寒さどちらにも強い
ドウダンツツジは寒冷地の定番低木で公園の生垣などにもよく使われています。
特に秋の真っ赤な紅葉は庭全体の印象を一気に引き上げます。
庭木としての魅力
- 春の白い壺型の花も可愛い
- 刈込にも自然樹形にも対応可能
- 生垣にも単植にも合う
ミツバツツジ|春の里山を思わせる“紫の花”

寒冷地適性
- 寒冷地に自生するツツジの仲間で、耐寒性は十分
- 乾燥にはやや弱いので西日は避けたい
ミツバツツジは、春の里山のような優しい景色を庭に再現できる低木です。
鮮やかな紫〜桃色の花が、まだ葉のない時期に咲き、庭の春を一気に明るくします。
庭木としての魅力
- 花が軽やかで、雑木の庭と相性抜群
- 花期が短い代わりにインパクトが強い
- 下草との相性がとても良い
ジューンベリー|花・実・紅葉の三拍子が揃った人気樹木

寒冷地適性
- 耐寒性は十分(–20℃級でも可)
- 夏の暑さに弱いが、松本は比較的適地
春の白い花、初夏の赤い実、秋の紅葉と、一年に何度も楽しめる樹木です。
庭木としての魅力
- 実が生食可能で子どもも喜ぶ
- 樹形が軽やかで庭を明るくする
- 成長が穏やかで扱いやすい
実は鳥も食べに来てくれるので、庭が賑やかになります。
アオハダ|庭を上品にする“雑木の名脇役”

寒冷地適性
- 耐寒性は強く、北海道南部でも自生
- 松本の寒風にもよく耐える
- 乾燥にも比較的強い
アオハダは庭に入れると全体の雰囲気が一段上品になる木。樹皮の優しい色味が、他の雑木ともよく調和します。
庭木としての魅力
- 葉が薄く、光をよく通し、木漏れ日が美しい
- 成長がゆっくりで扱いやすい
- 見た目が軽いため小さな庭にも向く
まとめ
寒冷地で庭木を選ぶ際は、「寒さに強いかどうか」が何より重要です。
今回の10選はどれも寒冷地適性が高く、雑木の庭・自然風の庭づくりに向いた樹種ばかり。
- ヤマボウシ:万能
- アオダモ:冬の枝姿
- コナラ:雑木の基本
- アカシデ:幹の模様
- ナナカマド:赤い実と紅葉
- ソヨゴ:寒冷地向き常緑
- ドウダンツツジ:紅葉
- ミツバツツジ:春の色
- ジューンベリー:花・実・紅葉
- アオハダ:名脇役
寒冷地での庭木を選ぶ際の参考にしてみてください!

転職して登山・庭づくりなど信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
移住・松本観光・登山・庭づくりなど、様々なコンテンツを発信していきたいと考えています。
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