【1月】ブルーベリーの作業まとめ|寒冷地での管理ポイント
1月は一年の中でも最も寒さが厳しい時期です。
特に松本市のような寒冷地では、最低気温が −10℃ 前後まで下がる日もあり、ブルーベリーにとっては完全な休眠期にあたります。
この時期は「何か作業をしなければ」と思いがちですが、実はやることは少なく、やってはいけないことが多い月です。
特に鉢植え栽培では、根の凍結・過湿・剪定の失敗が原因で、春の生育が大きく遅れるケースもあります。
この記事では、寒冷地における1月のブルーベリー管理について解説します。

1月のブルーベリー作業リスト(結論まとめ)
- 剪定は1月〜2月のうちに
- 水やりは庭植えでは不要、鉢植えでもほぼ不要(完全乾燥時のみ)
- 肥料は庭植え、鉢植えともに不要
- 最大の注意点は鉢植えの根の凍結対策
- 病害虫防除は目視確認(マイマイガの卵塊、イラガ類の繭、ミノムシ等は要チェック)
- 植え替え・鉢増しは避ける
1月はブルーベリーの「完全休眠期」
1月のブルーベリーは、
- 地上部の成長 → 完全停止
- 根の活動 → ほぼ停止
- 水・養分吸収 → 最小限
という状態です。
この「完全休眠期」は、 剪定のダメージを最小限に抑えられるというメリットがある一方、
誤った管理をすると回復に時間がかかるという側面もあります。
剪定は「やりすぎない」が鉄則
冬の剪定は、大きくて美味しい果実の収穫のために行います。
毎年品質の良い果実を収穫するためには、枝葉を伸長させる『栄養成長』と、果実をつける『生殖成長』のバランスを良くすることが大切です。
剪定はそのために必要になりますが、1月の剪定は以下を注意して行います。
1月の剪定は可能だが条件付き
寒冷地では、剪定適期は1月下旬〜2月中旬 が最も安全です。
1月前半は
- 極端な低温
- 強い霜
- 切り口の凍結
が起こりやすいため、無理に剪定する必要はありません。
1月にやってよい剪定内容
- 明らかな枯れ枝の除去
- 折れた枝・病気枝の除去
- 内向きに強く交差している枝の整理
いずれも「最低限」にとどめます。
1月に避けるべき剪定
- 主枝の更新剪定(太い枝を根元から切る)
- 樹形を大きく変える剪定
- 一度に多く切る作業
これらは2月以降に回すのが安全です。
水やりは「ほぼゼロ」で問題ない
松本市のような寒冷地では、
- 気温が極端に低い
- 土が凍結・半凍結している
- 蒸散がほぼない
ため、ブルーベリーは水をほとんど必要としません。
正しい水やり判断基準
- 鉢の中まで完全に乾いている
- 数週間、降雪・降雨がなく乾燥が続いている
この条件が揃ったときのみ、暖かい日中に軽く水を与える程度で十分です。また、庭植えの場合は水やりは不要です。
よくある失敗
- 表面が乾いて見える(地中は湿っている)
- 不安だから定期的に水を与える
1月の水やり過多は根腐れの最大原因です。
1月最大のリスクは「根の凍結」
ブルーベリーは耐寒性がありますが、鉢植えは地植えと全く別物です。
鉢植えが危険な理由
- 地温の影響を受けない
- 鉢全体が外気温と同じになる → 根が直接氷点下にさらされる
必須の凍結対策
- 屋根下・軒下・建物南側へ移動
- 風の当たらない場所に設置
- 鉢の周囲をバークチップ/落ち葉/ワラ/新聞紙で覆う
- 地面に直置きせず、木材や発泡スチロールの上に置く
「根を凍らせない」ことが1月管理の最重要ポイントです。

肥料は不要(厳禁)
1月は根がほぼ活動していないため、肥料を与えても吸収されません。
それどころか、
- 根傷み
- 塩類集積
- 春の生育不良
につながります。
正しい施肥時期
- 寒冷地:2月下旬〜3月上旬(元肥)
1月は「肥料のことを考えなくていい月」です。
植え替え・鉢増しは原則NG
1月は
- 土が凍っている
- 根が非常に弱っている
- 回復できない
ため、植え替えは基本的に避けます。
どうしても必要な場合でも、根鉢を一切崩さず、応急処置的に行うにとどめます。
病害虫の痕跡チェック
1月は害虫の活動がほぼ停止していますが、以下は要チェックです。
チェックポイント
- マイマイガの卵塊、イラガ類の繭、ミノムシ
- 枝に異常な膨らみ・亀裂がないか
見つけた場合は、指や歯ブラシで軽く落とすようにしましょう。
1月によくある質問
Q1. 雪はかぶっても大丈夫?
→ 問題なし。軽い積雪はむしろ保温効果があります。
Q2. 葉芽・花芽が寒さで傷まない?
→ 適切な品種(ノーザンハイブッシュ系)であれば問題なし。心配すべきは根の凍結です。
Q3. 室内に入れた方がいい?
→ 基本NG。休眠が崩れ、春に調子を崩します。
まとめ|1月は軽い剪定を中心に静かに見守る
寒冷地での1月のブルーベリー管理で重要なのは、以下になります。
- 剪定は控えめ(特に1月前半)
- 水やりは最小限(根腐れに要注意)
- 肥料は与えない(根が傷む可能性)
- 根の凍結対策を最優先
これを守るだけで、春の芽吹きが大きく変わります。
次は【2月】で本剪定、元肥など春に向けた準備が始まります。
今の時期は焦らず、静かに冬を乗り切りましょう。

転職して登山・庭づくりなど信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
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