移住

松本市で子育てするメリット・デメリット【移住者視点で解説】

松本市で子育てするメリット
takkku100

「自然豊かな地方都市で子育てしたい」──そう考えて松本市への移住を検討する人が増えています。

実際、私の周りにもそういった方がたくさんいます。

長野県のほぼ中央に位置し、北アルプスを望む松本市は、観光都市として知られる一方で、教育や医療、文化の拠点としても発展してきました。

この記事では、実際に松本市で暮らす立場から、松本市で子育てをするメリットとデメリットを整理してみたいと思います。

移住を検討中の方の参考になれば幸いです。

松本市で子育てするメリット

①自然体験が日常にある

松本市最大の魅力は、何といっても自然環境の豊かさです。

市街地から30分ほど車を走らせれば、田畑や里山が広がり、河川敷では虫取りや水遊びももちろん可能。上高地、美ヶ原、乗鞍といった日本有数の絶景スポットにも1時間そこそこでアクセスできます。

街中にも一級河川の女鳥羽川が流れており、ホタルが見られるほど綺麗な川です。しかも、街中の道端の側溝までも水が綺麗で、そこを大きな魚が泳いでいるのを見た時は驚きました。

自然体験を通じて子どもの好奇心や探究心を育むことができるのは、松本ならではの強みと言えるでしょう。

ちなみに我が家の休日は、アルプス公園や平瀬緑地といった広場でピクニックに行くのが日常です。

アルプス公園は大規模な遊具や小さな動物園が併設されており、半日いても遊び足りないほどです。

平瀬緑地は綺麗な小川が流れ、芝生や樹木が綺麗に整備されている場所ですが、驚くのは人の少なさ。都会では考えられませんが、豊かな自然環境をほぼ独占できます。

そんな中でサッカーをしたり、カエルやトンボを捕まえたりできるため、子どもにとっても親にとってもリラックスできるとても良い時間となっています。

アルプス公園からの展望

②教育水準の高さと文化的環境

松本市は「学都」と呼ばれるほど教育に力を入れている地域です。

信州大学附属の教育機関や長野県でも屈指の進学校である深志高校、全国から生徒が集まる松商学園など、地方都市の中でも教育水準は高いといえるでしょう。

音楽文化も盛んで、「松本市音楽文化ホール」や「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」など、一流の音楽体験ができる機会もあります。

先日、セイジ・オザワ松本フェスティバルのオープニングイベントである吹奏楽パレードを見に行ったのですが、松本市内のほとんどの小中学校から参加していて、しかもとてもレベルが高いことに驚きました。

音楽という文化が小さいころから根付いているのだなと改めて実感しました。

③医療体制が整っている

松本市には、信州大学附属病院相沢病院など大きな医療機関があります。

小児科においては、安曇野市ではありますが(松本市から車で20分ほど)、長野県立こども病院という全国から患者さんが集まる有名な小児科病院があったりと、もしものことがあっても対応してもらえる安心感があります。

幸いなことに我が家ではまだこれらの病院にはお世話になっていませんが、地方都市の中には「病院が遠い」「専門医が少ない」といった課題を抱えるところも多い中、松本は安心できる環境が整っています

④子育て世帯に優しい住環境

他の地方都市でも当てはまるかもしれませんが、松本市はマンションよりも戸建てが中心で、庭付き住宅や広い間取りを選びやすいのが特徴です。首都圏に比べると土地価格も抑えられており、子育て世代が伸び伸び暮らせる住環境があります。

我が家も庭付きの一戸建てを建てました。

庭に樹木や季節の花を植えて成長を見守ったり、庭に出てくる虫を捕まえたり、夏はプールを出して水遊びをしたり、花火を楽しんだり。季節を感じながら日々を過ごせる環境は都市部ではなかなか得られないものです。

家に居ても走り回る足音を気にする必要もないし、大声で歌っても泣いても笑っても周りを気にする必要はありません。

これが当たり前の環境であるべきだと今となっては思いますが、都市部にいたときにはなかなかできなかったことです。

松本市で子育てするデメリット

①教育や進学の選択肢が限られる

松本市は小中高までは充実しており、進路の幅があります。

しかし、大学や専門的な教育機関は限られており、子どもの進学先として首都圏や名古屋へ出て行くケースが多いのが実情です。松本市にある大学は国立の信州大学や私立の松本大学などありますが、やはり選択肢は少ないと言わざるを得ません。

結果として、仕送りや下宿費など経済的な負担が都市部よりも大きくなる可能性があります。

②子ども向けの娯楽・体験施設が少ない

松本市は演劇やクラシック音楽、美術館などの大人向けの娯楽は充実している一方で、子ども向けの体験型ミュージアムや科学館アミューズメント施設は少なめです。

長野市には『ながのこども館』のような大型の子ども向け施設がありますが、松本市には同規模のものはありません。

そのため、我が家では首都圏に帰省する際になるべくそういった施設に行き、子どもに経験を積ませようとしています。しかし、それだけでは不十分と感じることも多々あります。

③自然遊びが主流=季節・年齢・体力に左右される

公園や登山、キャンプなど自然を活かした遊び場は豊富ですが、これらは天候・年齢・体力次第の部分もあるため、誰もがいつでも楽しめるわけではありません。

特に冬季は寒さが厳しく、屋外遊びが制限されがちです。

我が家は寒い季節は松本市立博物館のこども広場『アソビバ!』で遊ばせることも多いですが、毎回そこばかり行くわけにもいきませんので、我が家も今後どうしていくか考えなければいけません。(今年は子どもを連れてスキーやスノボにも挑戦予定です)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

子どものことを考えると、自然環境だけでなく、教育や医療、娯楽などあらゆることを考慮する必要がありますが、松本市は地方都市の中ではかなり充実していると考えています。

私も松本市に移住する前は、長野県外も含めて移住先を複数検討しましたが、やはり何かが大きく欠けていたり、これだけは譲れないというものが足りなかったり、いろいろと苦労しました。

今回の記事が移住先の検討の参考になれば幸いです。

この点はどうなの?などあれば、ぜひ以下のコンタクトフォームよりご連絡ください!

    avalon
    avalon
    駆け出しブロガー
    Profile
    首都圏から長野県松本市に移住した30代、妻、子ども一人。
    転職で減った収入を配当株投資で補い、信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
    移住・投資・松本観光・登山など、いろんなコンテンツを発信していきたいと考えています。
    どうぞゆっくりしていってください。
    ABOUT ME
    avalon
    avalon
    駆け出しブロガー
    首都圏から長野県松本市に移住した30代、妻、子ども一人。
    転職で減った収入を配当株投資で補い、信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
    移住・投資・松本観光・登山など、いろんなコンテンツを発信していきたいと考えています。
    どうぞゆっくりしていってください。
    記事URLをコピーしました