庭づくり

【庭木紹介】ヤマボウシの魅力|四季の変化・幹を成長を楽しめる

【庭木紹介】ヤマボウシの魅力
takkku100

庭づくりを始めるとき、「どんな木を植えようか」と考えるのは楽しみの一つです。

我が家では雑木の庭を目指して庭づくりを始めました。こちらの記事もぜひご覧ください!

私も庭木を植える前にネットで下調べをしましたが、我が家の庭でメインツリーとして選んだのがヤマボウシ(落葉)です。

春から秋にかけての変化が大きく、葉の形や幹の質感にも独特の美しさがあります。ネット検索だけでは分かりにくかった「葉っぱや幹の雰囲気」を写真で紹介しながら、育ててみて感じたことをまとめます。

ヤマボウシの花
photoACより

ヤマボウシとは?

ヤマボウシ(山法師)は、本州以南~九州までの冷涼な山地に自生する落葉の中高木(常緑のヤマボウシもあり)。

庭木としても人気で、特にシンボルツリーとして植えられることが多いです。その名の由来は花の形が白い頭巾をかぶった法師の坊主頭に似ているからだそうです。

  • 属:ミズキ科ミズキ属
  • 樹高:自然状態では10m、庭での目安は4〜8m
  • 特徴:春から初夏にかけて咲く白い花は、濃い緑の葉とコントラストが美しい

我が家では日なたに植えていますが、高木となる可能性あり。中高木、中木の大きさを維持するためには落葉高木の日陰が適当

ちなみにミズキ科というだけあって、ヤマボウシはハナミズキと見た目がよく似ています。(松本市ではハナミズキの木が街路樹や民家によく植えられており、開花時期には街が一気に華やかになります)

日本原産がヤマボウシ、アメリカ原産がハナミズキだそうで、葉の形・実・幹の質感も若干異なります。こちらのサイトには詳しく書いてありますので、参考になさってください。

葉の形と質感

ヤマボウシの葉

ヤマボウシの葉は楕円形で先がとがっていて、葉脈がはっきり浮き出るのが特徴です。表面はつやつや感はなくマットな質感で、光があたると葉脈の立体感が強調されます。

春の新芽はやわらかい明るい緑色。夏になると濃い緑に変化し、庭全体を涼しげに見せてくれます。秋には黄色から赤にグラデーションする紅葉が始まり、季節の移ろいをしっかり感じられます。

我が家のヤマボウシは植えてからまだ数か月ということもあり、夏場のストレスや乾燥もあってか、葉が丸まり気味。ただ元気には見えますので、少し様子見中です。

また、カビが原因の黒星病のような症状も出ているため、対策が必要です。

幹の質感と木肌

ヤマボウシの幹

我が家のヤマボウシは樹高3mほどの株立ちの若木で、グレーがかった滑らかな木肌。成長とともに樹皮がはがれ、まだら模様が現れてくるそうです。それもまた楽しみの一つです。

実際に触ってみると、ザラつきは少なく、しっとりとした質感。庭に植えると、ただ「緑を楽しむ」だけでなく、木肌の表情を間近に観察できる楽しみがあります。

ちなみに同科のハナミズキはひび割れたようなごつごつした木肌になりますが、こちらはそこまではならないようです。

花と実の楽しみ

  • 花(6月頃)
    白い4枚の花びらに見える部分は「総苞片」で、中心にある黄緑色の粒々が本当の花です。満開になると庭が一気に華やぎます。
  • 実(秋)
    直径2cmほどの赤い実をつけ、熟すと食べることができます。我が家は植えてから1年目のため、実を楽しむのは来年以降になりそう。

季節ごとの表情

  1. :やわらかな新緑
  2. 初夏:白い花が咲き誇る
  3. :濃緑の葉が日差しをやわらげる
  4. :赤い実+紅葉のコントラスト
  5. :葉を落とした幹のシルエットが美しい

庭木として一年を通して見どころがある点が大きな魅力です。

以下がヤマボウシの紅葉(松本市、11月初旬)。葉のふちの方から赤みがかり、そこから一気に全体が赤に変わりました。太陽の光が当たると何とも鮮やかです。

ヤマボウシの紅葉(初期)
ヤマボウシの紅葉

実際に育ててみて感じたこと

  • 葉が茂りすぎることもなく、剪定の必要がない
  • 十分に水を与えているつもりでも葉が丸まってしまったので、水切れには注意が必要
  • 梅雨の終わりごろから葉に黒い斑点ができてきており、今も継続。早めの対策が必要だった

私の庭では、リビングから最もよく見える場所に植えてあります。窓越しに四季折々の姿を眺められるのは、暮らしの中での癒しになりそうです。

まとめ

ヤマボウシは、

  • 花・実・紅葉と四季を通じて楽しめる
  • 葉や幹の質感に独特の美しさがある
  • 手入れが少なく自然な姿を保てる

という点で、シンボルツリーにとてもおすすめです。

庭木を選ぶとき、図鑑やネット検索だけでは「実際にどう見えるか」が分かりにくいと感じていました。特に葉の質感やその樹齢での幹の肌合いは実際に見てみないとわからない部分もありますので、園芸店などにも足を運んでみてみることをおすすめします。

この記事では一部しか紹介できませんが、今後は季節ごとの写真を追加していきたいと思います。これからヤマボウシを植えようか迷っている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

庭木選びに迷っている方は、ぜひ候補に入れてみてください。

Kei
Kei
駆け出しブロガー
Profile
首都圏から長野県松本市に移住した30代、妻、子。
転職で減った収入を配当株投資で補い、信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
移住・投資・松本観光・登山・庭づくりなど、様々なコンテンツを発信していきたいと考えています。
どうぞゆっくりご覧になってください。

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