松本でブルーベリー栽培を始めた理由と5つの品種― ノーザンハイブッシュ系
長野県松本市に移住してから、庭づくりを通じて草木などの自然と触れ合う楽しさを感じるようになりました。
また、松本ではぶどうやリンゴなど果樹の栽培が盛んで、街から少し離れると、果樹園をよく目にします。そんな環境の中で自分も「実のなる木を育てたい」と思い立ち、この度ブルーベリー栽培を始めました。
松本の気候は昼夜の寒暖差が大きく、標高も高いのが特徴です。この環境は寒冷地向けのノーザンハイブッシュ系ブルーベリーにとって良い環境だそうです。
ブルーベリーは果樹としては比較的扱いやすく、鉢植えでも育てられる点も魅力的でした。また、限られた庭スペースでも、土の酸度を整えれば立派に育てられることもブルーベリーを選んだ理由です。
ブルーベリー栽培に興味を持ったきっかけ
ある日、子どもの同級生のおばあちゃんがおすそ分けしてくれたのがブルーベリーでした。
ブルーベリーというと小さくて酸っぱいイメージで、ジャムやヨーグルトに入れたりしないととても食べられるものではないと思い込んでいました。
ところが、このブルーベリーがその真逆で大きくてとにかく甘い。完熟したブルーベリーがこんなに美味しいものなのだと、この時初めて知りました。
せっかく庭もあるし(雑木の庭とは少し離れてしまいますが)、何か果樹でも育てたいと思っていたころでしたので、そこからブルーベリーについて猛勉強。
ブルーベリーの魅力
調べてみるとブルーベリーにはさまざまな魅力があることが分かりました。
鉢植えでも栽培可能
ぶどうやリンゴのような果樹はある程度スペースが必要で手間もかかりますが、ブルーベリーなら小さな鉢でも始められます。もちろん庭植えでは大きく育てることができ、収穫量を増やすことも可能です。また、春の白い花、夏の果実、秋の紅葉と、一年を通して楽しめる果樹でもあります。
健康効果が期待できる
ブルーベリーには眼精疲労を軽減するアントシアニンや美肌・アンチエイジングに良いとされるビタミンC・E、便秘解消・腸内環境改善する食物繊維を豊富に含むそうです。
また、キウイやバナナ、桃、メロン、スイカなどと比べてブルーベリーはアレルギー反応が出にくいということもわかりました。もともと果物に対してアレルギー(喉のイガイガ)がある私。健康は意識しているものの、果物を食べられないことを歯がゆく思っていましたので、私にとってはこれは大きなメリットでした。
無農薬栽培が可能
ブルーベリーは病害虫の影響が少なく、他の果樹と比べると圧倒的に使用する農薬の量を少なくすることができ、無農薬でも栽培が可能です。
購入した5つのノーザンハイブッシュ系品種
苗はブルーベリー専門の大関ナーセリーさんから購入しました。
色々調べてみると、ブルーベリー栽培の本場であるアメリカで開発された多くの品種をパテント契約し、松本のような寒冷地対応のノーザンハイブッシュ系の品種も豊富に揃っていることから大関ナーセリーさんの苗木を買うことにしました。
今回選んだのはいずれもノーザンハイブッシュ系で、早生から晩生まで収穫期をずらせるように構成した以下の5品種です。(以下、大関ナーセリーさんのホームページの情報を参考)
ヒューロン(Huron)
早生種で6月上旬~7月上旬に収穫できる。香りが良く、収穫量も多い。耐寒性は特に高く、松本のような寒冷地にも適応しやすい(-25℃まで)。ノーザンハイブッシュ系の早生種の中で最高の風味と言われる有望種。
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チャンドラー(Chandler)
中・晩生種で果実が非常に大きい(500円玉サイズ)人気品種。収穫期が長い(6月下旬~8月下旬)のも特徴。大関ナーセリーさんの中で人気No.3。寒い気候において特に良い風味となる。
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オーロラ(Aurora)
晩生種で収穫期が8月下旬まで続き、夏の終わりまで長く楽しみたい人に向く。大粒で甘みが強く、冷凍しても風味が落ちにくい。-20℃以下まで耐寒性あり。
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ドレイパー(Draper)
中生種で大関ナーセリーさんの中で人気No.1。ノーザンハイブッシュ系の中で最高の品種と言われており、程よい酸味と強い甘みあり。収穫期は6月上旬~7月上旬でパリッとした触感が特徴。
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リバティ(Liberty)
晩生の高品質品種。大関ナーセリーさんの中で人気No.2。果皮がしっかりしており、糖度が19.7%を記録したこともある。抗酸化物質を多く含むため、健康ブルーベリーとして注目されている。
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これらの品種を組み合わせることで、6月上旬から8月末まで実を楽しめる組み合わせにしました。今回買ったのはすべて3年生苗で、来年には果実が楽しめるそうです。
チャンドラーを除き、いずれもアメリカのミシガン州立大学育成の契約品種だそうです。こういったものを一般の人が手に入れられるのはありがたいことですね。
ただ、これらの品種が長野県でしっかり育つのかどうか、実績があるのかどうか不明ですので、このブログでしっかりと記録を残しておきたいと思います。
土づくりと鉢植え栽培
ブルーベリー栽培の鍵は、「土の酸度(pH)」とのこと。
色々調べると、ノーザンハイブッシュ系はpH4.3〜4.8前後を好むそうですが、私が買った市販のブルーベリー用培養土はpH5.0〜6.0で少し高めでした。そこで、ピートモスを混ぜて酸性度を強めました。
また、しっかり排水性・通気性も確保できるスリット鉢へ植え替えをしています。
設置場所は南向きの日当たりの良い場所で、風が強い松本の冬に備えて、根元だけはバークチップで防寒を施す予定です。
本当に知らないことばかりで、一つ一つ書籍などを参考にしながら作業をしていますが、これで合っているのかな、と早速不安になっています・・・。
今後の目標とブルーベリーを活かした展望
ブルーベリー栽培は単なる家庭菜園ではなく、小さな暮らしの豊かさを広げる活動にしていきたいと考えています。
そして将来的には本格的に栽培数を増やし、販売できる規模にまで育てていきたいと考えています。
松本市は地元産の食材を使ったカフェや直売が多いですので、そうした中で「庭先から生まれるブルーベリーのある暮らし」を発信していければ、地域の魅力づくりにもつながるかなと何となく思ったりもしています。
まずは、5品種の苗をしっかり根付かせ、来春の開花と初夏の結実を目指したいと思います。
まとめ ― 松本の空の下で、ゆっくり実を育てる
ブルーベリー栽培はまだ始めたばかりですが、木の成長や剪定、実のなる様子をブログで記録していきたいと考えています。
上手く育つかどうか不安でしかたありませんが、温かい目で見守っていただけると幸いです。
これからどうぞよろしくお願いします。

転職して登山・庭づくりなど信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
移住・松本観光・登山・庭づくりなど、様々なコンテンツを発信していきたいと考えています。
どうぞゆっくりご覧になってください。