松本から日帰りで行ける北アルプスの登山口まとめ【上高地・乗鞍・常念岳】

「北アルプスに登りたいけれど、どこからアクセスするのが便利?」
そんな疑問を持つ方におすすめしたいのが、長野県松本市です。
松本市は北アルプスの玄関口として知られ、市街地から車やバスでわずか1時間前後で主要な登山口にアクセス可能。観光客にとっても、移住を検討している人にとっても、「松本を拠点にすれば北アルプスがぐっと身近になる」ことを実感できるはずです。
本記事では、松本から日帰りで行ける代表的な北アルプスの登山口を3つ紹介します。
- 上高地(穂高連峰・槍ヶ岳方面)
- 乗鞍高原(乗鞍岳・周辺ハイク)
- 常念岳(一ノ沢登山口・三股登山口)
アクセス方法や登山の特徴を詳しく解説します。
1.上高地(穂高・槍ヶ岳の玄関口)

松本市街から直行のバスも出ており、観光客にも人気のルートです。
透き通った梓川と北アルプスの美しい山並みは、まさに大自然の芸術作品です。秋の紅葉シーズンもぜひ訪れたい景勝地です。
アクセス方法
以下は2025年4月17日(木)〜11月15日(土)の期間の情報です。詳細は念のためアルピコ交通のHPにてご確認ください。ネットからの予約も可能です。
料金的にはマイカー+バスが一番安いです。
電車+バス | 松本駅から上高地線で新島々駅(約30分) ⇨ 路線バス(要予約)に乗り換え上高地へ(約1時間) | 電車:片道710円 バス:片道3,000円 |
バス | 松本バスターミナルから上高地直行路線バス(約1時間40分) | 片道4,450円 |
マイカー+バス | 沢渡(さわんど)まで松本市街からマイカーで約1時間 (駐車場約2,000台) ⇨ シャトルバス(予約不要)で上高地へ(マイカー規制あり) | 沢渡〜上高地 片道1,500円 往復2,800円 |
登山・観光情報
上高地は標高1,500mの山岳地帯で、槍ヶ岳・奥穂高岳・涸沢など北アルプス屈指の名峰へつながる玄関口。
- 初心者:河童橋や明神池までの散策(往復2〜3時間)
- 中級者:徳沢までのハイキング(往復4時間)
- 健脚者:涸沢カールへの日帰り登山(往復約10時間以上)
おすすめポイント
観光と登山を両立できるため、登山初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
- 公共交通で安心アクセス
- 北アルプスらしい絶景を気軽に楽しめる
- 家族旅行から本格登山まで対応
2. 乗鞍岳(気軽に登れる3000m峰)

乗鞍岳はシャトルバスの終着点である畳平(標高2,702m)から剣ヶ峰(標高3,026m)まで片道約1時間半。3000m級の山としては日本で最も登りやすい山の一つです。
私もこの夏、子どもを連れて行ってきましたが、高度感のある山を感じられて、上高地とは違った楽しみ方ができました。
剣ヶ峰までは行きませんでしたが、その他の小高い山の山頂に登ったり、高山植物を楽しんだりと、小さい子どもでも十分楽しめますよ!
アクセス方法
乗鞍岳はマイカー規制があるため、畳平まではシャトルバスを利用します。
なお、以下は2025年の〜10月31日(金)までの情報です。こちらの詳細は念のためアルピコ交通のHPをご確認ください。ネットからの予約も可能です。
電車+バス | 松本駅から上高地線で新島々駅(約30分) ⇨ 路線バスに乗り換え乗鞍観光センター ⇨ シャトルバス(予約制)に乗り換え畳平へ | 電車:片道710円 バス: 新島々〜乗鞍観光センター 片道1,350円 乗鞍観光センター〜畳平 片道2,350円 |
マイカー+バス | 松本市街から乗鞍観光センターまでマイカーで約1時間 ⇨ シャトルバス(予約制)に乗り換え畳平へ | 乗鞍観光センター〜畳平 片道2,350円 |
登山・観光情報
- 初心者:畳平周辺の遊歩道散策(お花畑・高山植物観察)
- 中級者:剣ヶ峰日帰り登頂(往復3時間程度)
観光感覚で3000m峰に立てるのは大きな魅力。夏でも気温は涼しく、避暑地としても人気があります。
おすすめポイント
- 日本一気軽に登れる3000m峰
- 高山植物・山頂からの絶景が魅力
- 家族連れや観光客にも安心
3. 常念岳(一ノ沢・三股登山口)

常念岳は松本市街からよく見えるシンボル的な山で、標高2,857m。登山口は「一ノ沢」と「三股」の2カ所があります。常念岳と合わせて蝶ヶ岳も行けば大満足の山行となるでしょう。ただし、本格的な登山のため、しっかりした装備と体力が必要です。
私も昨年、1泊2日で常念岳に登りましたが、急登がキツく、かなりバテました。しっかりと体力作りをしてから登ることをお勧めします。
アクセス方法
一ノ沢 | ※2024年の大雨で登山口へと向かう道路が一部崩落しているため、最新情報は安曇野市のHPなど要確認。常念岳だけではなく、その先の大天井岳や槍ヶ岳方面にも。公共交通機関はないため、穂高駅や豊科駅からのタクシーによるアクセスとなる(崩落箇所の手前までタクシー可。そこから登山口まで徒歩1.5km)トイレあり、飲料水なし。 |
三俣 | 松本市街から車で約1時間。蝶ヶ岳の玄関口でもあり、常念岳と合わせて縦走するルートの登山口として使われることも多い。2025年から試験運行で路線バスの運行も開始。マイカーの場合、駐車場の収容台数が60台ほどのため、週末は早い時間から満車になることが多い。料金無料、トイレあり、飲料水なし。 |
登山情報
- 一ノ沢ルート:沢沿いを登り、常念小屋を経て山頂へ(片道約6時間)
- 三股ルート:急登続きの健脚向けコース(片道約7時間)
山頂からは槍ヶ岳・穂高連峰を正面に望む大パノラマ。日帰り可能ですが、山小屋泊でゆっくり楽しむのもおすすめです。
おすすめポイント
- 松本市民に親しまれる山
- 本格的な北アルプス登山を味わえる
- 山頂からの展望は圧巻
松本を拠点にすると「登山が日常」になる
松本の魅力は、これらの登山口がすべて市街から1時間前後で行けるという距離感です。
- 観光客なら:松本に宿泊して複数の登山口を回れる
- 移住希望者なら:週末登山が日常のライフスタイルに
特に「日帰りで3000m級の山に行ける都市」は全国的にも珍しく、登山好きには大きな魅力。松本を拠点にすることで、北アルプスをぐっと身近に感じられます。
北アルプス以外の登山口をまとめた記事も公開していますので、ぜひそちらもご覧ください!

まとめ
松本市から日帰りでアクセスできる北アルプスの登山口は、次の3つが代表的です。
- 上高地:観光と登山を両立できる、穂高連峰・槍ヶ岳の玄関口
- 乗鞍高原:気軽に3000m峰へ登れる、初心者にも安心な人気エリア
- 常念岳:松本のシンボル的な山。本格登山と絶景を味わえる
松本に住んでいる人にとっては「日常の延長」で、観光客にとっては「旅の拠点」として、北アルプスを存分に楽しめます。
登山好きにとって、松本はまさに理想的な街。移住を考えている方にも、観光で訪れる方にも、ぜひ松本を拠点に北アルプスの魅力を体感してみてください。

転職で減った収入を配当株投資で補い、信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
移住・投資・松本観光・登山など、いろんなコンテンツを発信していきたいと考えています。
どうぞゆっくりしていってください。