地方移住後に下がった年収をどう補うか

私は2024年に家族とともに長野県松本市に地方移住(Iターン)しました。
首都圏からの移住と同時に転職しましたが、年収が下がることになりました。この下がった年収について自分なりの考えをまとめてみました。
移住前の年収が地方移住後も必要か
首都圏に住んでいればお金を消費(浪費)する機会が圧倒的に多いように思います。モノで溢れる都会では、消費しなければ満足感を得る=充実した生活を送ることが難しいのかもしれません。一方、地方移住によって得られる満足感は、自然環境や心理的なゆとりによるものであり、消費しなくても(もしくは消費(浪費)しないことで)充実した生活を送ることができます。つまり、充実した生活を送るのに、お金はそれほど必要なくなります。
地方は基本的には車社会ですが、住むエリアによっては徒歩や自転車で完結します。特に松本市のようなコンパクトな街はそうです(もともと地方に住んでいる人はなぜか短距離でも車に乗りますが)。また、移住前に都市部から地方に通うためにかかっていたガソリン代や高速料金を考えると、交通費は移住前とあまり変わらない、ということもあると思います。私の場合はガソリンの給油は月1回程度、高速にはほとんど乗らず、電車・バスには全く乗らないことから交通費は圧倒的に減りました。
居住費が地方の方が安いのは言うまでもありません。家を建てるにしても土地は都市部よりも安いため、良い家を建てられます。
人付き合いも変わってきます。基本的に車通勤のため、同僚と仕事終わりに付き合いで飲みに行く、ということは無くなります。飲みたい時は本当に仲のいい人とだけ飲みに行くので、無駄な飲み会はほとんどありません。もし毎週飲みに行っている人は月に数万円単位で出費が減ることになります。
これらを加味すると、地方に住むにあたって移住前の年収ほど必要ないと考えています。
そして、移住後の生活を考える中で最も大事なことは、月々の収支をしっかり把握することです。最低いくらあれば資産を減らすことなく生きていけるのか、それが分かるだけで精神的な負担がかなり減るはずです。
より豊かな生活を送るために
それでも年収が下がるということに対して漠然とした不安があると思います。
せっかく決断した地方移住。以前より良い生活を求めて移住するわけですから、お金の面で苦労することだけは避けたいところです。
私の場合、下がった年収を配当株投資で補っています。
何十年も先に使うお金ではなく、今使えるお金を増やしたい。この考えにフィットするのは配当株投資だと思います。幅広く分散投資できる投資信託への積み立て投資が資産を増やす最適解であるとは思いますが、生活が豊かになっている実感は湧きづらいです。それより配当株投資で今使えるお金を増やせれば、地方移住で得た豊かな生活をさらに充実したものにできます。もし移住前の手取りの水準を確保できれば最高ですよね。
配当株投資を何年も続けていればそれが、もしくはそれ以上のことが実現可能です。副業と違ってスキルは必要ありません。例えばある程度まとまったお金があれば、月1万円〜2万円=年間12万円〜24万円(配当利回り3%だと投資額400万円〜800万円)の安定した副収入を得られますし、長いスパンで少しずつ投資額を増やす+配当金を再投資する+企業の増配があれば、将来的にはFIRE(経済的自立・早期退職)も現実味を帯びてきます。
年収の低さは移住の足かせにはならない
お金のこと、資本主義のことをしっかり学べば移住を恐れる必要はありません。お金の勉強=最強の自己投資だと思います。何となく資格試験の勉強をするよりも、その会社でしか使えないスキルを身につけるよりも、お金の勉強の方が間違いなく役に立ちます。お金の知識は一生活き続けます。そして人生の可能性を大きく広げてくれます。転職による年収の低さがネックと考えているのであれば、今すぐお金の勉強をしてみてください。きっと明るい未来が開けるはずです。

転職で減った収入を配当株投資で補い、信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
移住・投資・松本観光・登山など、いろんなコンテンツを発信していきたいと考えています。
どうぞゆっくりしていってください。