移住

松本市に移住して『大変だったこと』10選【体験談】

長野県松本市に移住して大変だったこと10選
takkku100

こんにちは!

前回は長野県松本市に移住して『良かったこと』10選の記事を書いてみました。こちらもぜひご覧ください。

毎日の暮らしは充実していて楽しいのですが、大変なこともあります。移住して良かったかどうかを決めるのは、デメリットを許容できるかどうかが鍵になりますので、松本市に移住して『大変だったこと・デメリット』を知っていただいて、移住の参考にしていただければと思います。

1. 冬の寒さは本当に厳しい

松本の冬は本当に寒いです。

アルプスから吹き下ろす風もあり、自転車に乗っていると顔が痛いです。朝起きたら窓が凍りついている、なんてこともよくあります。

昔は松本城のお堀が凍って、スケートをしていたこともあるそうです。

今はそこまで寒くなりませんが、冬が長く、春が本当に待ち遠しくなります。この寒ささえ無ければ、本当に最高の移住先なのに・・・と思います。

雪が積もるのは年に数回なので、雪かきが大変なんてことはありません。ただし、一度積もるとしばらく溶けず、スリップしやすくなるので要注意です。

車はもちろんスタットレスタイヤが必須です。靴については、滑りにくいスノーブーツを履くようにしています。

2. 冬の光熱費が高くなる

1と関連しますが、冬が長いため、春先までは光熱費が高くつきます。

アパートに住んでいたときは都市ガスではなくプロパンガスだったため、それだけで月1万以上かかっていました。寒いので毎日お風呂に入りたくなりますが、お湯を沸かすのってかなりガス代がかかるんですよね・・・。

3. 紫外線が強い

松本市は標高600mあるため、紫外線が平地より多めです。

特に夏場はジリジリと焼けるよう暑さで、日焼け止めは欠かせません。

ちなみに妻はこちらに来てからシミが増えたとよく愚痴っています。

4. 花粉症の症状が強く出る人もいる

長野県はイネ科やブタクサなどの雑草花粉が多く、そのアレルギーがある人は花粉症の症状が強く出る可能性はありそうです。私の妻がこれらのアレルギー持ちですが、確かに症状が強い気がすると言っていました。

一方で、スギ・ヒノキ花粉の飛散量は、実は首都圏より長野の方が少ないそうです。これは戦後の住宅需要などで植林されたスギやヒノキが首都圏より少ないからだそうです。また、気温や標高、地形の観点から見ても、花粉量が抑えられる傾向があるそうです。

以前、耳鼻科の先生に聞いた話だと、コンクリートに覆われた首都圏は飛散した花粉が地面に還らず、どんどん滞留してしまって、風で大量に舞い上がるのだと聞いたことがあります。

メリットみたいになってしまいましたが、イネ科やブタクサ花粉をお持ちの方はご注意ください。

5. 地域行事や自治会への参加

特に戸建てを持つと行事や自治会への参加は必要になります。私たちの自治会では数ヶ月に1回は地域の清掃活動や公民館の掃除などがあります。

これがデメリットなのかどうかは人によりますが、私たちの場合は地域に溶け込める良いチャンスだと思っています。また、今住んでいる場所は昔と比べて子どもが少なくなってしまった地域のようで、子どもと歩いていると声をかけてくれる方も多いです。

正直、ご近所関係は運によるところもあるとは思いますが、自分たちから距離を置くことだけは避けたほうが賢明だと思います。むしろ自分たちから積極的に声をかけて、地域にいい風を吹かしたい!くらいに考えた方がいい方向に進むと思います。

家を建てて今の場所に住み始めてから何度か自治会の行事に参加しましたが、すごく新鮮な気持ちです。首都圏にいたときは、良くも悪くも自分が選んだ人とだけ関わっていたので、自分の世界が狭まってしまっていたと思います。

今は近所の方々とも話す機会が増え、住んでいる地域が昔どんな場所だったのかや、おすすめのクリニックがどこかなど、色々と新しい発見があります。

人と関わるって大事だなと思います。都市部のマンションとかアパートに住んでいると、近所の方とどこまで距離を縮めて良いかわかりませんが、こちらではあまり気にしません。むしろ距離を縮めれば縮めるほど良いと思います。

すみません、またメリットみたいになってしまいました。

6. 虫が多い

夏など自転車で走っていると顔に虫がよく当たります。住む場所によっては田んぼのカエルの大合唱で夜寝れないとかあるのかもしれません。自然が多いのでこればかりは仕方ありません。

ただし、寒冷地のためゴキブリはほとんど出ません。私もこちらに来てから一度も見たことがなく、これは本当に嬉しい・・・。

一方、秋になると街中でもトンボが飛んでいたり、夏にはホタルが見られたりと四季の移ろいを感じる象徴でもあると言えると思います。

7. お店の営業時間が短い

駅前の繁華街を除き、遅くまでやっているお店は少ないです。

そもそも移住してからは夜遅くまで出かける回数が減りましたが、都会と比べるとどうしても物足りなく感じます。

また、日曜日に営業してない店も結構あります。休日に外食に行くと、『あれ、今日お店やってないじゃん』ということが稀にあります。観光客が多い街中のお店でさえもそういうことがよくあります。

8. 都市部に出るのに時間がかかる

松本市から出やすい都市は東京と名古屋です。

東京方面には特急あずさで、東京駅まで約3時間新宿でも2時間半以上かかります。

名古屋方面には特急しなので、名古屋駅まで2時間ほどかかります。

松本の弱点はとにかく都市部へのアクセスが悪いことです。首都圏に帰省する際、長野市や上田市は新幹線が通っていて良いなぁと思うことがたまにあります。

その他の交通の便については、信州まつもと空港があり、札幌・神戸・福岡行きが就航しています。また、期間限定で大阪(伊丹)行きや那覇行きが出ていたりしますので、わざわざ都市部に出なくても各都市に行くことは可能です。

9. 娯楽が少ない

都市部と比べるとライブや演劇、展覧会などの文化イベントが少なめです。

まつもと市民芸術館やキッセイ文化ホールなどで演劇やクラシックコンサートが開催されることもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

また、りんご音楽祭などのフェスも開かれたりはしていますので、何もなくて退屈ということは無いとは思います。

松本市美術館では、草間彌生展が常設で出ており、特別展も年に数回行われていますが、正直少し物足りない印象です。

色々と書きましたが、松本に限らず地方移住するなら娯楽の少なさは避けられないと思います。

10. 都会的な買い物体験ができない

日常生活で必要なものは買い物で困ることはありませんが、最新の家電や流行り物など、品揃えはやはり都市部と比較すると劣ります。また、これらのアイテムを見て選ぶということがなかなかできません。

松本市にはパルコや井上百貨店という地元の百貨店などがありましたが、2025年にいずれも閉店しており、買い物できる場所が一気に減ってしまいました。

イオンモールはありますが、正直これといった特徴はありません。

アウトドアショップなら色々あるので困らないのですが・・・

まとめ

いかがでしたでしょうか。

移住はメリットだけではなく、必ずデメリット・大変なことがあります。

これらのことを参考にしていただき、実際に松本に足を運んでチェックしてみてはいかがでしょうか。

ご覧いただきありがとうございました!

avalon
avalon
駆け出しブロガー
Profile
首都圏から長野県松本市に移住した30代、妻、子ども一人。
転職で減った収入を配当株投資で補い、信州ライフを満喫中。自身の経験が誰かの役に立てばと思い、ブログを始めました。
移住・投資・松本観光・登山など、いろんなコンテンツを発信していきたいと考えています。
どうぞゆっくりしていってください。

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    首都圏から長野県松本市に移住した30代、妻、子ども一人。
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